将棋の全ての戦法
将棋の全ての戦法
それぞれの戦法をクリックして頂けますと詳しい戦法内容を読むことができます!!その戦法が振り飛車向けか居飛車向けか、または対居飛車か対振り飛車かどうかを見たい方は「これをクリック!」を押してください!
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相掛かり
お互いに角道を開けないまま、飛車先の歩を伸ばしていき、まず先手が歩を交換する。その後▲2六飛と引いて後手の歩交換を阻むか、▲2八飛と深く引く。ここから飛車を左翼に展開するひねり飛車(▲2六飛型の場合)や、右銀を活用しての棒銀、もしくは腰掛け銀などのさまざまな変化があり、先手、後手ともに手が広く構想力が問われる。互いの持ち歩を生かした急戦から、囲い合う持久戦まで多様である。

横歩取り
横歩取りは、将棋の代表的な戦法の一つである。15手目に先手が△3四歩(角道を開けるために突き出した、後手から見て左から3列目の歩)を飛車で取ってからの一連の変化を指す。大駒を交換するような激しい急戦となる可能性が高い。アマチュア同士の勝負においては変化に富んだ面白い戦法であるが、一手の過ちがすぐ敗北へ繋がる怖れがあるため、プロ棋士がこの戦法を採用するにあたっては非常に深い研究が必要とされる。そのため、現在では対局開始から詰みまで研究が進んでいる形もある。英語名称はSide Pawn Capture。

ひねり飛車
ひねり飛車(ひねりびしゃ)は、将棋の戦法の一つ。従来、ひねり飛車と言うと、縦歩取りひねり飛車を指した。縦歩取りとは、△3四歩を取るため、▲3六飛と回り、△3三金と受けさせ、それから▲7六歩を突く。相手が、△8六歩▲同歩△同飛の瞬間、▲7五歩と飛車交換を迫るが、当然の△8二飛に▲7七桂として、ひねり飛車を目指すことになる。 別名縦歩取り(たてふどり)。 江戸時代末期に成立したとされる。古くは「児玉屋組」と呼ばれた。 英語名称はTwisting Rook。しかし現在は衰退しかけている。

棒銀
棒銀戦法は将棋初心者にとても人気な戦法。銀将を棒のようにまっすぐ進めて攻めることからこの名が付いた。対居飛車の戦法と対振り飛車の戦法とがある。英名はClimbing Silver。非常に歴史の古い戦法であり、一説には既に初代名人大橋宗桂の将棋に類似の形が見られるという。総じて速効性に優れ、1 - 4筋と絡めると侮れない壊力を持つが、狙いが単純で受けの対策が立てやすい。また中盤の捌き合いの後にこの銀が残ってしまうことがよくあり不利を招きやすい。プロの対局でもしばしば現れ、加藤一二三、木村一基、渡辺明らは振り飛車に対して棒銀戦法を得意としている。

原始棒銀
飛車先の歩を伸ばし、銀をいきなり繰り出す戦法を原始棒銀や単純棒銀と呼ぶ。
初心者向きといわれるが、使いこなすのは難しい。また受けを知らないと潰されることもあり、
アマチュア向きと呼ばれるが、前述の通り、低級者ではとても指しこなせない。
矢倉模様から後手が単純棒銀に打って出て速攻を目指すのは谷川浩司などが一時期得意としていた。△4五歩の突き捨てで角筋と絡めて攻める。ただし現在では受け方が確立している。

居飛車穴熊
居飛車穴熊(いびしゃあなぐま)は将棋の戦法の1つ。居飛車が対振り飛車戦で穴熊囲いを目指す戦術である。英語名称はStatic Rook Anaguma。居飛車対振り飛車の将棋に於いて、古くからある持久戦策としては玉頭位取り、左美濃などが指されていた。居飛車穴熊はこれらに比べバランスが悪く指しづらいとされていたが、田中寅彦が体系化を進め高勝率をあげたことで昭和50年代頃から流行した。

棒金
棒金(ぼうきん)は将棋の戦法の一つ。英語名称はClimbing Gold。石田流に対する居飛車側の戦法。後手が石田流なら▲3八金〜▲2七金〜▲2六金と金を前線に進めていく。普通の居飛車対振り飛車の他に、対ひねり飛車でも用いられる。金は守りに使う駒という概念が強く、あまり前線に出ないのが常識であるが、この「棒金」は例外である。

向かい飛車
向かい飛車(むかいびしゃ)は、将棋の振り飛車戦法の一種である。先手ならば飛車を8筋に、後手ならば飛車を2筋に振る。英語名称はOpposing Rook。相手の飛車先を逆襲しようと言うのがこの戦法の骨子である。三間飛車や四間飛車に倣って名前を決めると「二間飛車」となりそうだが、対抗型で相手の飛車と向き合っているので向かい飛車と呼ぶのが常である。相振り飛車になった場合には飛車は向き合わないが、この場合であっても向かい飛車と呼ぶ。
その他ただいま準備中......
なお、この戦法辞典はWikipediaを参照にさせていただいております。